星見で宇宙散策 OWLのひとりごと
キグナスループ(Cygnus Loop)
2016.11.4-5
by OWL
キグナスループ(Cygnus Loop)
NGC6960 Western Vail、NGC6992/NGC6995/IC1340 Eastern Vail、Pickering’s Triangle、NGC6979/NGC6974、Southeastern Knot
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、冷却CCDカメラ STF-8300M/FW5-8300、35mm換算でfl764mm相当、-10℃、バーダープラネタリウムHαフィルター(7nm)、600"、4-6枚/画面、Flat 33-38枚、Flatdark 37-38枚、Dark 6枚、平均加算合成、4画面をモザイク合成、使用ソフトウェア StellaImage7 PhotoShop CC、総露出時間3時間20分。長野県佐久市うすだスタードーム駐車場、2016.11.4-5。
はくちょう座ε星近くに巨大な散光星雲がある。数万年前の超新星爆発の残骸といわれる。特に東(画面下側)と西(画面上側)の半円弧状の構造は網目模様(Vail ベール)をしていることから網状星雲(Vail Nebula)と呼ばれる。網状星雲を含めた大きな全体構造の中に超新星爆発の中心部があったことがうかがえる。この散光星雲全体構造をはくちょう座にある輪(Loop ループ)という意味でキグナスループと呼ぶ。本画像はキグナスループをHα656nm付近の輝線としてとらえて撮影し、カラー化して水色で表現したもの。後日OIII(496nm)とSII(672nm)のシグナルも同様に撮影しRGB合成画像にする予定である。
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M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)
2015.7.14-15
by OWL
M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、530mm、F5.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO400、180"、10枚、平均加算合成、総露出時間30分。山梨県河口湖美術館駐車場、2015.7.14-15。
画面中央下部に干潟星雲(M8)、画面中央右上に三裂星雲(M20)が見える。いて座に存在するこの二つの散光星雲のオリジナル画像を高解像度モニターで見ると、数多の星によって画像全体が埋め尽くされている。銀河系を構成する数多の恒星があり、その前面に赤い散光星雲と黒い暗黒星雲が横たわっているのだ。暗黒星雲でおおわれている部分はあたかも星が少ない部分に見える。M20は南側と北側に分かれ、南側は赤い輝線星雲、北側はプルーの反射星雲である。南側部分は三つに分かれているように見えることから三裂星雲と名付けられた。これも分かれているというより、散光星雲の前に暗黒帯が存在していることによるとされている。広い宇宙の中でも赤と青のフォトジェニックな存在として知られる。
北米星雲とペリカン星雲
2015.7.15
by OWL
NGC7000(北米星雲)とIC5067~5070(ペリカン星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO400、240"、4枚、平均加算合成、総露出時間16分。山梨県河口湖美術館駐車場、2015.7.15。
はくちょう座α星デネブ付近に巨大な散光星雲が存在する。画面左が北米大陸に似ていることから北アメリカ(北米)星雲(NGC7000)、右下がペリカンに似ていることからペリカン星雲(IC5067〜IC5070)と呼ばれる。このオリジナル画像も数多の星によって全体が埋め尽くされている。銀河系を構成する数多の恒星があり、その前面に赤い散光星雲と黒い暗黒星雲が横たわっている。暗黒星雲でおおわれている部分はあたかも星が少ない部分に見える。ちなみに撮影に使った屈折鏡では星像がまん丸に見えるのが普通。よく見ると星像が十字状に修飾されていることがわかる。これは擬似クロスフィルター効果を狙ってある工夫を施したためである。反射鏡タイプの望遠鏡には副鏡を支えている金属製の支柱があり星像が十字状になる。屈折鏡でも反射鏡と同じように見えるよう仕上げたのだ。ご了承を願いたい。
M31アンドロメダ銀河
2015.8.7
by OWL
M31アンドロメダ銀河
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO400、300"、5枚、平均加算合成、総露出時間25分。千葉県九十九里浜東浪見海岸、2015.8.7。
私たちの地球がある天の川銀河のお隣りさんがアンドロメダ銀河。254万光年のかなたにある。実はアンドロメダ銀河は我が天の川銀河と急速に接近していてやがて衝突し一つの大きな融合銀河になると言われている。何億年か後には天の川(ミルキィウエイ)とアンドロメダを合わせミルコメダ銀河となり、私たちが見る星空は全く違った様相を呈しているはずだ。本画像も擬似クロスフィルター効果をねらった手法を用いた。
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ペルセウス座流星群の大火球
2015.8.14
by OWL
ペルセウス座流星群の大火球
撮影条件:Canon EOS 6D、広角レンズ fl14mm、F2.8、ISO2000、20"。北海道北見市郊外、2015.8.14。
漆黒の闇の中、ペルセウス座流星群をとらえようと北の大地で三脚を立てた。タイマーでインターバル撮影を行うためだ。一瞬目映い光が一面をおおう。何だろう。撮影を終えて画像を確認するとこの大火球が写っていた。天の川にかかって夏の大三角(下から、わし座アルタイル、こと座ベガ、はくちょう座デネブ)が見えている。ペルセウス座流星群の一つが天の川を渡り切り、力尽き燃え尽きた様子がうかがえる。
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ガーネットスター近傍(IC1396含む)
2015.9.11-12
by OWL
ガーネットスター近傍の散光星雲(IC1396含む)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800、600"、7枚、総露出時間70分。静岡県西伊豆伽藍山。2015.9.11-12。
画面中央右上部のオレンジ色がガーネットスターと呼ばれるケフェウス座の赤色超巨星である。ウィリアム・ハーシェルという人がざくろ石(ガーネット)星と名付けた。その傍に大きく綺麗な散光星雲が存在している。本画像も擬似クロスフィルター効果をねらった手法を用いた。
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白鳥座sadrサドル(γCyg)付近の散光星雲
2015.9.11-12
by OWL
白鳥座sadrサドル(γCyg)付近の散光星雲
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800、120"、12枚、総露出時間24分。静岡県西伊豆伽藍山。2015.9.11-12。
画面中央の大きな星がはくちょう座γ星サドル。そのまわりに複雑な形状の散光星雲を認める。本画像も擬似クロスフィルター効果をねらった手法を用いた。この夜は撮影条件に手違いがありjpg画像しか記録できなかった。そのためフラット処理はできずミラーボックスの影響による減光が避けられない仕上がりになっている。m(_ _)m
NGC1499(カリフォルニア星雲)
2015.9.11-12
by OWL
NGC1499(カリフォルニア星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800、300"、12枚、総露出時間60分。静岡県西伊豆伽藍山。2015.9.11-12。
ペルセウス座にまるでカリフォルニア州の地図と思しき大きな散光星雲が横たわっている。誰かが綺麗な宇宙色をしていますねと評してくれた。本画像も擬似クロスフィルター効果をねらった手法を用いた。
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IC1805 Sh2-190(ハート星雲)
2015.10.7-8
by OWL
IC1805 Sh2-190(ハート星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800、300"、9枚、総露出時間45分。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2015.10.7-8。
宇宙の創造主は洒落っ気があるのだろうか。ペルセウス座の中のハートが私たちから見えるようにしてくれているとは。いつかこの散光星雲のど真ん中を流星が突き抜けている場面に出会いたいものである。
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IC1848(NGC896 胎児星雲)
2015.10.7-8
by OWL
IC1848(NGC896 胎児星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800、300"、10枚、総露出時間50分。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2015.10.7-8。
ハート星雲の傍にまるで胎児が母親の体内にいるかのようなかっこうをした散光星雲が佇んでいる。
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NGC2237(Sh2-275 ばら星雲)
2015.10.7-8
by OWL
NGC2237(Sh2-275ばら星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800、300"、5枚、総露出時間25分。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2015.10.7-8。
いっかくじゅう座に存在する巨大な散光星雲で天文写真家の間では大人気。近くにバラのつぼみ星雲、バラの花びら星雲、バラの三分咲き星雲とそろっている。後日、それらをそろって比べてみたいものだ。
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IC405 IC410 IC417 M38(勾玉星雲ほか)
2015.10.9-10
by OWL
IC405 IC410 IC417(勾玉星雲ほか)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800、300"、12枚、総露出時間60分。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2015.10.9-10。
ぎょしゃ座にある散光星雲の群れである。画面左下側がまが玉星雲(IC405)、画面中央上がIC410、画面右中央がIC417、画面右下にM38星団を認める。
M42(オリオン大星雲)NGC1977(ランニングマン星雲)IC434(馬頭星雲)NGC2024(八裂き星雲)
2015.12.16-17
by OWL
M42(オリオン大星雲)M43 NGC1977(ランニングマン星雲)IC434(馬頭星雲)NGC2024(八つ裂き星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO1000 300" 4枚、ISO1000 60" 5枚、ISO1000 13" 5枚、ISO1000 5" 5枚、総露出時間26.5分。Dark 6枚、Flat 32枚、Flatdark 32枚。PhotoShop CC 上でHDR(High Dynamic Range)合成。山梨県西湖湖畔。2015.12.16-17。
冬の星座の中心は何と言ってもオリオン座だろう。オリオンの三ツ星の一番左(東)ζ星アルニタクの近くに有名な馬頭星雲(IC434)と八つ裂き星雲(NGC2024)がある。そしてオリオンが持つ短剣にあたる小さな三ツ星部分の真ん中がこれも超有名なオリオン大星雲(M42)であり、上の星がランニングマン星雲(NGC1977)と呼ばれる散光星雲である。オリオン大星雲の北側にM43と名付けられた星雲がちょこっと乗っかっている。
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M42 M43(オリオン大星雲)NGC1977(ランニングマン星雲)
2015.12.3-4
by OWL
M42(オリオン大星雲)M43 NGC1977(ランニングマン星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、直焦点、fl530mm、F5.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO800 480" 4枚、ISO800 240" 6枚、ISO800 120" 10枚、ISO800 60" 9枚、ISO800 30" 5枚、ISO800 15" 10枚、ISO800 4" 5枚。総露出時間90分20秒。PhotoShop CC 上でHDR(High Dynamic Range)合成。山梨県河口湖美術館駐車場。2015.12.3-4。
オリオンが持つ短剣の三ツ星(小三つ星)。上がランニングマン星雲(NGC1977)、真ん中がM43とM42(オリオン大星雲)、下がι星である。オリオン大星雲のピンクがひときわ美しい。
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M42 M43(オリオン大星雲)
2017.1.25-26
by OWL
M42(オリオン大星雲)M43
撮影条件:セレストロンEdgeHD800、X0.7レデューサー使用、fl1422mm、F7.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A DXフォーマット、35mmフィルム換算で fl2134mm相当、ISO1600 300" 7枚、ISO1600 60" 8枚、ISO1600 15" 8枚、ISO1600 2" 8枚。総露出時間45分16秒。Drak 各6枚、Flat 32枚、Flatdark 32枚。PhotoShop CC 上でHDR合成。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2017.1.25-26。
オリオン大星雲を長焦点望遠鏡でクローズアップした画像。中心に台形状の四つ星があり、トラペジウムと称されている。トラペジウムをはっきり描出するためには、ハイダイナミックレンジ(HDR High Dynamic Range)合成と呼ぶ手法が用いられる。長秒間露出した画像と短時間露出した画像を組み合わせる手法だ。本画像では300秒、60秒、15秒、2秒と四段階の画像を合成した。星像はあまり肥大しておらず、冬場にしては星の瞬きの少ない、好条件で撮影できたと言えるだろう。
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IC434 NGC2024(馬頭星雲と八つ裂き星雲)
2015.11.12-13
by OWL
IC434(馬頭星雲)NGC2024(八つ裂き星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、直焦点、fl530mm、F5.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM、PHD Guiding、Nikon D810A、DXフォーマット、35mmフィルム換算でfl795mm相当、ISO800 240sec x 3 shots。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2015.11.12-13。
馬頭星雲(IC434)と八つ裂き星雲(NGC2024 Sh2-277)。漆黒の宇宙に水素ガスがただよい赤い光として地球上に届く。画像右2/3の大半をしめるIC434と呼ばれる散光星雲だ。そのガスと地球との間に光を吸収してしまう暗黒星雲が存在する。どう見ても馬の頭部の形にしか私たちには見えない。不思議な光景だ。八つ裂き星雲は火炎星雲とも呼ばれる散光星雲で、オリオン座ζ星アルニタクの強烈なエネルギーによりガスが励起され光となって地球上に届く。こちらも暗黒帯が邪魔をして木の幹と枝のように見える。自分で勝手に燃える柴の木星雲と呼ぶことにしよう。馬頭星雲と八つ裂き星雲を中心にトリミングして表現。北は画像左、西は上である。
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IC434 NGC2024(馬頭星雲と八つ裂き星雲)
2016.11.25-26
by OWL
IC434(馬頭星雲)NGC2024(八つ裂き星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73Reducer使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM、PHD Guiding、冷却CCDカメラ SIBG STF-8300M/FW5-8300、35mmフィルム換算でfl764mm相当、-10℃、バーダープラネタリウムHαOIIISIIフィルター、Hα300" x 6枚、OIII 300" x 4枚、SII 300" x 6枚、Flat 33-38枚、FlatDark 38枚、Dark 6枚。ASO(HαSIIOIII)合成:HαをR、SIIをG、OIIIをBに割当てて表現。東京。2016.11.25-26。
見慣れた馬頭星雲と八つ裂き星雲をナローバンドフィルターを使って合成し表現した。全く違った雰囲気となる。水素ガスによるHα輝線を赤、硫黄ガスによるSII輝線を緑としてブレンド。独特のオレンジ色が何とも言えない。ちなみに東は画像上、北は右である。
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Bernard's Loop & Angelfish Nebula(バーナードループとエンゼルフィッシュ星雲)
2016.12.23-24
by OWL
Bernard's Loop(バーナードループ)Angelfish Nebula(エンゼルフィッシュ星雲)
Sh2-276 Sh2-264
撮影条件:Nikkor 58mm f1/1.4、Nikon D810A f1/3.2 ISO800 300"X12枚、Vixen AP赤道儀、総露出時間1時間。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2016.12.23-24。
オリオン座全体にかかるように巨大な散光星雲が存在している。画像下半分にある円弧状の星雲は発見者にちなんでバーナードのループ(Sh2-276)と呼ばれる。オリオン大星雲(M42)や馬頭星雲(IC434)を包み込むほどの大きさは圧巻。画像上半分にある星雲はエンゼルフィッシュ星雲(Sh2-264)と呼ばれる。どちらもオリオン大星雲の若い星々がまわりの水素ガスを電離させ輝かせているという。画像処理はたいへん難しい。
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魔女の横顔星雲(IC2118)
2016.12.23-24
by OWL
魔女の横顔星雲(IC2118)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED X0.73レデューサー、fl382mm、F3.6、Canon EOS 6D、ISO1000 300"X24枚、Vixen SXP赤道儀、総露出時間2時間。静岡県朝霧高原田貫湖オートキャンプ場。2016.12.23-24。
オリオン座のお隣りエリダヌス座に位置する不思議な星雲。オリオン座リゲルの強烈な光に照らされ、その名の通りまるで魔女の横顔のような雰囲気でひっそりとそこにいる。画面上部右にはリゲルからの光が煌々と注いでいるのがわかる。
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NGC1977(ランニングマン星雲)
2016.12.28-29
by OWL
NGC1977(ランニングマン星雲)
撮影条件:セレストロンEdgeHD800、直焦点、F10.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A DXフォーマット、35mmフィルム換算で fl3048mm相当、ISO1600 300" 6枚。総露出時間30分。Drak 各6枚、Flat 32枚、Flatdark 32枚。千葉県東浪見海岸。2016.12.28-29。
オリオン大星雲の少し北に存在する散光星雲。星の瞬き著しく星像は肥大した。ただランニングマンの名が冠されている通りの姿はとらえられたと言えるだろう。ある人は京都の大文字焼きにしか見えないと主張していた。
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NGC2174 Sh2-252(モンキー星雲)
2016.11.9-10
by OWL
NGC2174 Sh2-252(モンキー星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED 直焦点、SBIG STF-8300M/FW5-8300、-10℃、35mm換算でfl1060mm相当、ナローバンドフィルター バーダープラネタリウム Hα7nm OIII 7nm SII 7nm、GuideScope GT-40、CCD Camera QHY5L-IIM、Software PHD Guiding。Hα 600sec x 6枚、OIII 600sec x 6枚、SII 600sec x 6枚、総露出時間3時間。HαをR、OIIIをG、SIIをBに割り当ててカラー化したAOS合成。Drak 各6枚、Flat 32枚、Flatdark 32枚。東京。2016.11.9-10。
こういう星雲が宇宙のかなたに存在していること自体が不思議でならない。誰かに見てもらいたいとそこに用意したかのようだ。位置はオリオン座の右腕から棍棒にかけて。ふたご座に近い。水素ガスによるHα輝線を赤、酸素ガスによるOIII輝線を緑としてブレンド。単なる赤ではなくオレンジ色に味わいが感じられる。
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IC405(まが玉星雲)
2016.11.7-10
by OWL
IC405(まが玉星雲)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED 直焦点、SBIG STF-8300M/FW5-8300、-10℃、35mm換算でfl1060mm相当、ナローバンドフィルター バーダープラネタリウム Hα7nm OIII 7nm SII 7nm、GuideScope GT-40、CCD Camera QHY5L-IIM、Software PHD Guiding。Hα 600sec x 12枚、OIII 600sec x 12枚、SII 600sec x 6枚、総露出時間5時間。HαをR、OIIIをG、SIIをBに割り当ててカラー化したAOS合成。Drak 各6枚、Flat 32枚、Flatdark 32枚。東京。2016.11.7-10。
英語圏でFlaming Star Nebula(炎の星星雲?)と呼び慣わされているIC405の日本語名は勾玉(まがたま)星雲。言いえて妙な形状で人気がある。この散光星雲はぎょしゃ座に位置していて、オリオン座の火炎星雲(八つ裂き星雲 NGC2024)とは別ものである。
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M45(すばる 昴 プレアデス星団)
2015.12.16-17
by OWL
M45(すばる 昴 プレアデス星団)
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、fl382mm、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Nikon D810A、ISO1000 300" 5枚。総露出時間25分。山梨県西湖湖畔。2015.12.16-17。
言わずと知れた星の集合体。古今東西を問わず親しまれてきた超有名な星団である。注意深く撮ると周りのガスが星の光を反射して青白い光りを放っていることがわかる。美しさが少しでも表現できているだろうか。
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M81(ボーデの渦巻き銀河)
2017.2.24-25
by OWL
M81(ボーデの渦巻き銀河)
撮影条件:セレストロンEdgeHD800、直焦点、F10.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡タカハシGT-40、QHY5L-IIM(ガイド用CCDカメラ)、PHD Guiding(ガイド用ソフトウェア)、Olympus OM-D E-M1 Mark2、35mmフィルム換算で fl4064mm相当、ISO3200 300" 8枚。総露出時間40分。Drak 6枚、Flat 32枚、Flatdark 32枚。群馬県伊香保森林公園駐車場。2017.2.24-25。
おおぐま座にあるこの渦巻き銀河は18世紀後半にヨハン・ボーデという人によって発見された。アンドロメダ銀河より6倍遠く1500万光年の距離に位置している。肉眼では見えないが、直径20cmの天体望遠鏡によりほぼ真上から眺めた銀河の様子を観察できる。本画像は条件があまり良くはなく星像は肥大し、渦巻きの腕の部分にある散光星雲もぼんやりとしか描出されてはいない。もっと好条件の時に再挑戦したいものだ。
木星と四衛星
2016.2.18-19
by OWL
木星と四衛星
撮影条件:セレストロンEdgeHD800、直焦点、F10.0、Vixen SXP赤道儀、Olympus OM-D E-M1、35mmフィルム換算で fl4064mm相当、ISO1600 1/8" 1/800" 二画像をコンポジットし、PhotoShop CCで画像処理を施した。東京。2016.2.18-19。
木星と四つの衛星の姿をとらえるのは簡単なようで難しい。気象条件が整って初めて可能になるようだ。この夜は絶好のコンディションではなかったが何とか縞模様が映し出せた。四つの惑星は画面左上から右下に、エウロパ、イオ、ガニメデ、カリスト。ガリレオ・ガリレイが発見し命名した。
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クラゲ星雲 IC443
2016.11.1-2
by OWL
クラゲ星雲 IC443
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、直焦点、F5.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡 タカハシGT-40、ガイドCCDカメラ QHY5L-IIM、ガイドソフトウェア PHD Guiding、冷却CCDカメラ SBIG STF-8300M/FW5-8300、-10℃、35mmフィルム換算で fl1060mm相当、L 600" 4枚、Hα 600" 2枚、G 600" 2枚、B 600" 2枚、総露出時間1時間40分、Dark 各6枚、Flat 各10枚、Flatdark 各10枚。Hα画像をRにあててRGB合成をし、そのあとL画像とさらに合成するLHαGB合成。岐阜県揖斐川上流藤橋城近辺。2016.11.1-2。
ふたご座の足元にある超新星残骸がIC443である。宇宙にただようクラゲのような形。画面上部に写っている星はふたご座η星。
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くわがた星雲 Sh2-157
2016.11.1-2
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くわがた星雲 Sh2-157
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、直焦点、F5.0、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡 タカハシGT-40、ガイドCCDカメラ QHY5L-IIM、ガイドソフトウェア PHD Guiding、冷却CCDカメラ SBIG STF-8300M/FW5-8300、-10℃、35mmフィルム換算で fl1060mm相当、L 600" 10枚、Hα 600" 5枚、G 600" 2枚、B 600" 2枚、総露出時間2時間30分、Dark 各6枚、Flat 各10枚、Flatdark 各10枚。Hα画像をRにあててRGB合成をし、そのあとL画像とさらに合成するLHαGB合成。岐阜県揖斐川上流。2016.11.1-2。
カシオペア座とケフェウス座境界付近にクワガタのノコギリの形をした散光星雲が存在する。近くにバブル星雲、M52星団がありフォトジェニックな領域として有名。今回は空気はよどみ湿度が高く星像はシャープとは言えず、全体にボタボタした感じになってしまった。もっと好条件の夜にも試してみたい。
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洞窟星雲 Sh2-155
2016.11.4-5
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洞窟星雲 Sh2-155
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡 タカハシGT-40、ガイドCCDカメラ QHY5L-IIM、ガイドソフトウェア PHD Guiding、冷却CCDカメラ SBIG STF-8300M/FW5-8300、-10℃、35mmフィルム換算で fl764mm相当、L 600" 15枚、Hα 600" 5枚、G 600" 2枚、B 600" 2枚、総露出時間4時間、Dark 各6枚、Flat 各36枚、Flatdark 各36枚。Hα画像をRにあててRGB合成をし、そのあとL画像とさらに合成するLHαGB合成。長野県佐久市うすだスタードーム駐車場。2016.11.4-5。
ケフェウス座にある散光星雲。洞窟星雲(Cave Nebula)と呼びなわらされている。画面右上には青く光る散光星雲もあり、暗黒帯も含め豊富な星間ガスの存在をうかがわせる。
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西湖から見る富士と天の川(1)
2016.6.1-2
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西湖から見る富士と天の川
撮影条件:Olympus OM-D E-M1、7-14mm 広角ズームレンズ、F2.8、35mmフィルム換算で14mm、Vixen ポータブル赤道儀 Polarie使用でパン撮影、ISO3200 25"。山梨県西湖湖畔。2016.6.1-2。
天の川を自然な色合いで表現するのは難しい。いつも迷いながら画像処理をする。この夜は微風があり湖面に小さなさざ波がたち鏡富士とはいかなかった。しかし天の川がちょうど富士上空にかかる橋のように見えて美しかった。
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西湖から見る富士と天の川(2)
2016.6.1-2
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西湖から見る富士と天の川
撮影条件:Olympus OM-D E-M10、8mm 魚眼レンズ、F1.8、35mmフィルム換算で16mm、Vixen ポータブル赤道儀 Polarie使用でパン撮影、ISO3200 15"、LEE Diffusion Filter使用。山梨県西湖湖畔。2016.6.1-2。
ゼラチンフィルターを使い星像のにじみを人工的に作り出す。天の川もさそり座も大接近した火星も強調されて写し出されている。
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西湖と富士を見おろす冬のダイアモンド
2015.12.16-17
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西湖と富士を見おろす冬のダイアモンド
撮影条件:Canon EOS 6D、8-15mm 魚眼ズームレンズ、F4.0、15mm、ISO12800 30"、LEE Diffusion Filter使用。山梨県西湖湖畔。2015.12.16-17。
さざ波ひとつない湖面に星が映り込み、空いっぱいに冬の一等星たちが富士と湖を見守っていた。一等星は富士に近いところから時計回りで、おおいぬ座シリウス、こいぬ座プロキオン、ふたご座ボルックス、ぎょしゃ座カペラ、おうし座アルデバラン、オリオン座リゲルで、それらを線で結んで冬のダイアモンドと呼ばれている。
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西湖と富士を見おろすオリオンと冬の三角形
2015.12.16-17
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西湖と富士を見おろすオリオンと冬の三角形
撮影条件:Olympus OM-D E-M10、7-14mm 広角ズームレンズ、F2.8、35mm換算で14mm相当、ISO400 30"、LEE Diffusion Filter使用。山梨県西湖湖畔。2015.12.16-17。
さざ波のない湖面部分に星々が映り込む。この写真の冬の三角形は富士に近いところから時計回りで、おおいぬ座シリウス、こいぬ座プロキオン、オレンジ色に光るオリオン座ベテルギュウス。冬の三角形とオリオン座が天上から、我々が地上から富士と西湖湖面を眺めている。画面右には他の撮影者のカメラのLEDが写り込んでいる。
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ハート星雲 IC1805
2016.11.3-4
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ハート星雲 IC1805
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡 タカハシGT-40、ガイドCCDカメラ QHY5L-IIM、ガイドソフトウェア PHD Guiding、冷却CCDカメラ SBIG STF-8300M/FW5-8300、-10℃、35mmフィルム換算で fl764mm相当、L 300" 18枚、Hα 300" 2枚、G 300" 2枚、B 300" 2枚、総露出時間2時間、Dark 各6枚、Flat 各36枚、Flatdark 各36枚。Hα画像をRにあててRGB合成をし、そのあとL画像とさらに合成するLHαGB合成。山梨県北杜市美し森展望台。2016.11.3-4。
ペルセウス座にある散光星雲。冷却CCDカメラと水素輝線Hαナローバンドフィルターの力をかりると、ハートの形がこのように鮮明に描出される。
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M33 さんかく座銀河
2016.10.27-28
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M33 さんかく座銀河
撮影条件:タカハシFSQ-106ED、X0.73レデューサー使用、F3.6、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡 タカハシGT-40、ガイドCCDカメラ QHY5L-IIM、ガイドソフトウェア PHD Guiding、冷却CCDカメラ SBIG STF-8300M/FW5-8300、-10℃、35mmフィルム換算で fl764mm相当、R 600" 2枚、G 600" 2枚、B 600" 2枚、総露出時間1時間、Dark 各6枚、Flat 各36枚、Flatdark 各36枚。RGB合成。千葉県東浪見海岸。2016.10.27-28。
さんかく座にあるこの銀河は300万光年のかなたにある。アンドロメダ銀河の次に我々の天の川銀河系に近い。決して小さくはない被写体だが思いのほか撮影は難しくまだ満足な画像が得られないでいる。
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はくちょう座α星γ星(αCyg γCyg デネブ サドル)付近
2016.8.31
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はくちょう座α星γ星(αCyg γCyg デネブ サドル)付近
撮影条件:Nikkor 58mm f1/1.4、Nikon D810A f1/4 ISO800 240"X3枚、Vixen AP赤道儀、総露出時間12分。山梨県河口湖美術館駐車場。2016.8.31。
はくちょう座α〜γ〜η星(αCyg γCyg ηCyg )付近を標準レンズでカバーした。デネブ近傍の北米大陸星雲とペリカン星雲、サドルあたりの散光星雲が描出されている。サドル付近の散光星雲の南端には三日月星雲も微かに見えており、遠く東側(画像左上側)にはキグナスループが見てとれる。
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はくちょう座γ星(γCyg サドル)付近
2016.8.31
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はくちょう座γ星(γCyg サドル)付近
撮影条件:Nikkor 70-200mm f1/2.8、200mm f1/4、Vixen SXP赤道儀、ガイド鏡 タカハシGT-40、ガイドCCDカメラ QHY5L-IIM、ガイドソフトウェア PHD Guiding、冷却CCDカメラSTF-8300M/FW5-8300 35mmフィルム換算で400mm相当、-5℃、Hα 300"X5枚 G 300"X4枚 B 300"X5枚 Flat 各5枚 Flatdark 各3枚 Dark 各6枚。StellaImage 1.5cでHαをRにあててRGB合成。総露出時間1時間10分。山梨県河口湖美術館駐車場。2016.8.31。
はくちょう座γ星(γCyg サドル)付近の散光星雲を冷却CCDカメラと望遠レンズで撮影した。それほど高価ではない望遠レンズを使ってではあっても、デジタルカメラとタカハシの屈折望遠鏡の組み合わせによる作品と比べて遜色なく、ハッキリと散光星雲の様子が描出される。ナローバンドフィルターのおかげである。画像処理にも苦労をしない。
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北米日食ツアー2017に参加(1)アイダホ州へ
2017.8.21
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思い立って北米日食ツアーに参加することにした。そもそも日食はたまたま見るという性格の自然現象ではない。見たいという意思を明確に持つ人だけに許された特別な出来ごとである。時間と労力と犠牲を払い、エネルギーを集中し初めて実現する。
自力でプランを立て、飛行機を予約してレンタカーを借りて場所を探すということも考えたが、仕事しながらではムリ!と断念。ツアー参加を申し込んだ。これが半年以上前にしてほぼ満員。募集が始まってすぐ申し込んでもキャンセル待ちだった。予定がハッキリしないまま準備を進め、何とか潜り込むことができ出発。成田からダラスに飛び、国内線に乗り換えてソルトレイクシティーに入る。そのまま貸切バスで目的地近くのホテルへ。
図はエクリプスナビゲータ3というソフトウェアによるシミュレーション。
翌日下見をした。アイダホ州のスタンレー。標高1691m。観測地は地図に赤い十字で記されている。皆既日食の見られる帯状の地域が地図に描かれている。丸く囲まれているのは、現地で最大皆既の時刻に皆既日食が観察される楕円形の領域である。
図はエクリプスナビゲータ3によるシミュレーション。
小高い山に登り全景を見た。麓の中央には人家があり車が停まっていて、山(こちら)側に向かって緑が広がっている。そこがツアー会社が交渉して使用を許可された芝生だ。山に機材を運び上げて撮ることにした参加者もいたが、我々はふもとの芝生の上に機材を並べること決めた。ホテルに戻ったが、日食前夜は何故か一睡もできなかった。
OM-D E-M1MrkII MZD7-14mm F2.8、7mm F22 ISO200 1/250。
北米日食ツアー2017に参加(2)皆既日食の全景
2017.9.8
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朝四時にホテルを出発し、まだ暗い六時半に現地到着。黙々と機材をセッティングした。部分日食が始める第一接触時刻(T1)は10時12分54秒。もう太陽は高く昇り気温も上がっていた。部分食が進むうちに少しずつ気温が下がり始め、次第に明るさも減じて行った。部分食の終わりころからダイアモンドリング、第二接触(T2)、第三接触(T3)、ダイアモンドリングが終了するころまでの現場の様子が上の図だ。ほとんど満月ほどの明るさの中で皆既日食の太陽を眺めているのがわかる。
OM-D E-M10 MZD8mm F1.8 FishEye、1920 X 1080、ビデオ撮影による切り出し。
機材のセッティング
Lumix DMC-TZ20 オートで
皆既日食風景全体と太陽の様子を対応
後ろから見た図は OM-D E-M10 MZD8mm F1.8 FishEye
ビデオ撮影による切り出し。太陽のクローズアップは
BORG77EDII D750 DX 765mm相当 F6.6 1/500
部分食 1/100000減光フィルターあり。
部分食以外 フィルターなし。いずれもクロップ画像。
註:太陽の西の端と月の東の端が触れる時を第一接触(T1)、太陽と月の西の端どうしが触れる時を第二接触(T2)、太陽と月の東の端どうしが触れる時を第三接触(T3)、太陽の東の端と月の西の端が触れる時を第四接触(T4)という。第一接触から第二接触直前まで部分食、第二接触直前から第二接触までダイアモンドリング、第二接触から第三接触まで皆既日食でコロナ、第三接触から30秒後くらいまで二回目のダイアモンドリング、その後から第四接触まで部分食が観察される。
北米日食ツアー2017に参加(3)皆既中の背景にハイライト撮影
2017.9.8
by OWL
部分食と皆既日食を固定撮影し一枚の写真とした。 皆既日食中に撮影した夕焼け状の風景をバックにし、1/100000に減光させるフィルターを通して撮影した部分食の太陽を十五分ごとに重ね合わせ比較明合成という手法で一枚の画像とした。皆既日食の瞬間を写野の中央にできなかったのはご愛嬌。こういう写真もあるということでご笑覧を。
Lumix GH4、MZD 7-14mmF2.8、F8.0、ISO200、部分食時 1/100000減光フィルター使用 1/250秒間露光、ダイアモンドリング〜皆既日食時 フィルター不使用 皆既日食時のコロナは1/8秒間露光、背景は1秒間露光。
ダイアモンドリングは1/60秒間露光。他は上図と同じ条件。
北米日食ツアー2017に参加(4)三日月形の木漏れ日
2017.9.8
by OWL
部分日食時の木の葉の影。木漏れ日が三日月状になることは有名な話のようだ。今回もそれがハッキリと観察できた。あとシャドウバンドという現象も起きるとされていたが、今回は残念ながら明らかなシャドウバンドは観察、記録ともにできなかった。
GoProHero3+ 1920X1080 60fps ビデオ撮影から切り出してクロップ。背景は携帯用折りたたみ式の、撮影用反射パネルを利用した。
北米日食ツアー2017に参加(5)全天撮影による本影錘の動き
2017.9.8
by OWL
魚眼レンズをつけたカメラを三脚に載せ、真上を見上げた状態で時間ごとに撮影。全天360度の様子を記録した。 図は最大皆既の65秒前から65秒後まで10秒ごとに撮影。方位を示してあるように、画面右側が北西方向で左側が南東方向。全天の明るい部分が最初は南東方向に残っていて、Tmax付近では明るい部分が皆無になり、その後北西方向に明るい部分が観察される。逆に言うと、全天の暗い部分が北西方向から南東方向に移動しているように見える。これは皆既日食時の月の影(本影錘)が観測地の北西方向から南西方向に移動していることを物語っている。
EOS6D EF8-15mm F4.0L FishEye、F4.0 ISO400 1/8秒間露光。
Tmax - 45s、Tmax + 5s、Tmax + 45s
それぞれのオリジナル画像
エクリプスナビゲータ3によるシミュレーション図との対比
図と画像の方向はあいにく逆だが、
図の円形で囲まれた部分が西から東に移って行く様子と
全天撮影の記録とが対比できる。
北米日食ツアー2017に参加(6)昼日中に惑星や恒星が見える
2017.9.8
by OWL
皆既日食時には普段日中は見られない惑星や恒星(一等星)が観察される。実際に今回も金星、火星、シリウスを認めることができた。
EOS6D EF8-15mm F4.0L FishEye、F4.0 ISO400 1/2秒間露光。
恒星しし座レグルスも観察できた。
OM-D E-M1 MZD 12-40mm F2.8、
40mm F4.0 ISO200 1/250 1/125 1/60秒間露光した
2ショットずつをコンポジット、HDR合成し、
ローテーショナルグラディエント処理
(処理条件 回転角1.25度、強度2.5)を施した。
北米日食ツアー2017に参加(7)瞬時に輝くダイアモンドリング
2017.9.8
by OWL
皆既日食のハイライトの一つは何と言ってもダイアモンドリングだろう。この図は第二接触直前のダイアモンドリングの様子を時間経過とともに組み合わせたものだ。図の右上から左へ部分食がどんどん進み、突然にダイアモンドリングが観察され、それが図の右の方へ進んで左に折れ左下方向に至るにつれて次第に小さくなり、左下にある皆既日食のコロナになる。時間経過は、ダイアモンドリングになる瞬間をTdrとし、それからのプラスマイナスで表示してある。Tdr - 5m、Tdr - 4m、Tdr - 3m、Tdr - 2m、Tdr - 1mと順調に部分食が大きくなる。その後、Tdr - 1.00s、Tdr - 0.67s、Tdr - 0.33sとほとんど変化がないのに、その次0.33秒後には突然大きなダイアモンドリングが観察される。次の二つがいずれも10秒後ずつなので、ダイアモンドリングになる瞬間の突然さ具合が際立っている。Tdr + 25s以降は1秒間隔で、月面のクレーターなど地形に応じた光のカタマリの宝石の首飾りのように観察され(次項参照)、皆既日食のコロナに至る。
OM-D E-M1MrkII BORG55FL X0.8Reducer F3.6 焦点距離200mm (35mmフィルム換算で400mm相当) ISO200 1/2000秒間露光、部分食時 1/100000減光フィルター使用、部分食以外 フィルター不使用。
北米日食ツアー2017に参加(8)宝石の首飾り
2017.9.8
by OWL
月面のクレーターなど地形に応じた光のカタマリが宝石の首飾りのように観察されるが、しっかりと記録したBailey氏の功績にちなんでベイリービーズ(Bailey Beads)と呼ぶ。上図は第二接触直前のベイリービーズを時系列で追った画像を重ね合わせたもの。ほぼ4.5秒間の出来ごとなので実際観察した時の鮮やかさは記憶にまざまざと残っているが、帰国して時間をかけてこれらのファイルにたどり着くまで、かくもキレイに記録されているとは思ってもみなかった。ラッキーである。
OM-D E-M1MrkII BORG55FL X0.8Reducer F3.6 焦点距離200mm(35mmフィルム換算で400mm相当) ISO200 1/2000秒間露光 3fpsで連写。0.33秒ごとの画像をPhotoShop上で比較明合成。
この図は中央に皆既日食時のコロナ、
左下に第二接触直前のベイリービーズ、
右上に第三接触直後のベイリービーズを示している。
D750 BORG77EDII F6.6 DXフォーマット 焦点距離510mm
(35mmフィルム換算で765mm相当)ISO200。
ベイリービーズ 1/1000秒間露光 1秒間隔で連写。
コロナ 1/500 1/125秒間露光したそれぞれ5枚を
コンポジット、HDR合成した後、
ローテーショナルグラディエント処理
(回転角 1.25度、強度2.5)。
最終画像はPhotoShop上で比較明合成。
この図も中央に皆既日食時のコロナ、
左下に第二接触直前のベイリービーズ、
右上に第三接触直後のベイリービーズを示している。
OM-D E-M1MrkII BORG55FL X0.8Reducer F3.6
焦点距離200mm(35mmフィルム換算で400mm相当)
ISO200 1/2000秒間露光 3fpsで連写。
コロナも同条件で1/2000秒間露光。
0.33秒ごとの画像をPhotoShop上で比較明合成。
北米日食ツアー2017に参加(9)コロナの内部構造
2017.9.8
by OWL
もう一つのハイライトは皆既日食時に見られるコロナだ。鉄などの原子が電子を何個も剥ぎ取られた高温のプラズマが、太陽の電磁場に閉じ込められた状態で、皆既日食の時だけ肉眼で観察できる。 コロナの内部構造は複雑で光の強さの幅が極めて広いため、普通の写真撮影では肉眼で見たようには再現できないものだった。最近、画像処理技術が格段に進歩し、アマチュアでもある程度の画像が得られるようになった。
BORG77EDII D750 DXフォーマット 510mm(35mmフィルム換算で765mm相当)ISO200 1/500 X 5shots 1/125 X 5shots、ステライメージ8上で平均加算でコンポジットし、PhotoShop上でHDR合成。ステライメージ8上でローテーショナルグラディエント処理を実行(回転角1.25度、強度2.5)。最終画像はクロップしてある。
図の上二つは1/500s 1/250s露光したファイルを
コンポジット後にHDR合成したもの。
下の二つは上記に加え、1/30秒間露光したファイルも
コンポジットに加えて、その上でHDR合成したもの。
図の左二つはHDR合成したままの画像で、
右二つはローテーショナルグラディエント処理(同条件)を施した画像。
下二つは上二つに比べてコロナが遠くに拡がっている様子がわかる。
左はより自然に見え、右はコロナの内部構造がよりハッキリと描出されている。
最終画像はクロップしたものを組み合わせた。
北米日食ツアー2017に参加(10)ハイライト合成とまとめ
2017.9.8
by OWL
部分食、ダイアモンドリング、 コロナの一連の動きをハイライト合成した画像。全体のまとめである。
BORG77EDII D750 DXフォーマット 510mm(35mmフィルム換算で765mm相当)ISO200 部分食時1/100000減光フィルター使用 1/500秒間露光、部分食時以外フィルター不使用 ダイアモンドリング時 1/500露光、皆既日食時 1/500、1/125、1/30秒間露光。部分食は主に5分間隔、第二接触前5分間は1分間隔、第三接触後5分間は1分間隔、その後の部分食は5分間隔。
より簡潔に表現したもので撮影条件は上記に同じ。
何しろ初めてのことで、いろいろと想定外のハプニングに遭遇した。しかし実際にこの目で皆既日食を見て、それがどれほど貴重な体験であったのか身に沁みる。今回のツアーに参加された皆さんは複数回の方がほとんどだった。中には7回目、8回目、10回目、12回目というリピーターがいらっしゃった。10回目の方にお聞きすると、今回の皆既日食はこれまでのベスト3とのこと。我々は最初のツアーでこんな良い条件の日食が観察できた。それはたいへんラッキーだったと言えるだろう。