さてどうしましょう
What should we do now ?

日本と世界の歴史散策 OWLのひとりごと

 


by OWL

メンタルヘルス

 メンタルヘルス面で大きな課題を抱え、様々な症状に苦しんでいる患者さんが大勢いる。特に、クスリは効かないし、精神療法も武器になりそうにない。家族も苦しんでいるし、一見して手の打ちようがないと思える。そういった人々である。
 心の病を抱える時、人は支援してくれる存在なしには生きられない。もとより健康な人でも何かしら他の人のお世話になるものだ。しかし心のバランスを崩した場合、私たちは誰かの特別な支援が必要である。
 回復を支援するために、私たちは臨床現場でいったい何ができるのだろう。ご本人や家族のみなさんにどのようにアドバイスし、支援をしてゆけるだろうか。
 はたして、我々に臨床上の有用なツールはあるだろうか。クスリを使わない精神療法を、もっとしっかりと有効活用できないだろうか。判断を大きく誤らせないためにも、認知行動療法、メンタライゼーション、精神分析、深層心理学が小さいながらもその役割を果たせないだろうか。
 このコーナーでは、精神医学、精神分析学、深層心理学、認知行動療法などを紹介する。既にフランスの精神分析家ジャック・ラカンの話、次にハインツ・コフートの「健全な自己愛と自己心理学」(それぞれ全五回)を掲載した。少しでも関心をお持ちの方々、ならびに支援者の皆さま、 是非ご訪問いただきたい。

質問、コメントがありましたら、Aboutにあるアドレスまで。

ジャック・ラカン


ジャック・ラカン

言語獲得に注目し発達心理学成立に貢献したラカンの研究を紹介する。過去の発達過程は現在の課題に何らかの影響を与えた可能性がある。どのような影響が及んだか紐解いてみて、本人の自立や周囲の支援に役立つヒントを得たいものだ。


言語獲得と発達心理学
Ⅰ 鏡で自己を発見
Ⅱ ランガージュ
Ⅲ 象徴界、現実界、想像界
Ⅳ 鏡像---憎しみの増幅
Ⅴ 意欲のコピー


 
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ハインツ・コフート


ハインツ・コフート

精神分析および精神分析的精神療法などが取り扱う傷ついた自己。コフートは自己心理学の分野で大きな貢献をした。自己の発達はある時期に終焉を迎えるというより、一生を通じて成長していくものだという基本的な考えは、本人と支援者に勇気を与える。

健全な自己愛と自己心理学
Ⅰ 病的な自己愛
Ⅱ 自己心理学の特徴
Ⅲ 成長する自己
Ⅳ 傷つく自己
Ⅴ 自己愛の回復


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睡眠障害


睡眠障害
 
睡眠障害など症状を扱うコーナー
お悩みの方は一度ご参照ください

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